キミのとなりで
その場から逃げることしか出来ないから。
ありったけのちからをだして、走った。
「はぁ…」
どれだけ走ったか分からない。
後ろからはまだ、こえが聞こえてくる。
急ぎすぎていたから、携帯なんて持っていなくて。
あまり、携帯がスキじゃない私もこのときばかりは後悔した。
やっと、声が聞こえなくなって。
安心して、なんだかさっきは理解できなかったけど、今はすごく怖くて。
震えがとまらないし。
涙なんて流したくないのに。
いっぱいこぼれれ落ちていく。