空と海の真ん中で
「兄貴は
本気でお前を愛していた」
「・・・・・・っ」

その言葉で
今までこらえていた涙があふれた






「海斗くん・・・
私、答え見つけたよ
空もの、海に恋をしたの
好きだったんだよ?
ずっと、見てたんだよ?」

そっとお墓を撫でる
何度も何度も
その動作を繰り返した。




本当に好きだった。
ううん、今でも好きだ
きっと
この思いは一生消えることはないんだろう



ごめんね
気が付くのが遅くて
やっと・・・
やっと逢えたね
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