空と海の真ん中で
「あのね、海斗く・・・」
「やばっ!ごめん坂木さん!!
俺今日友達と約束してるんだった!!」
言おうとした言葉を遮って
彼は閉じていた目を開け
勢いよく立ち上がる。
「明日また、この場所で今日と同じ時間に会いたいんだけど、大丈夫かな?」
そんな彼の言葉に私は
明日の予定を思い出した。
仕事は昼までだし
その後の予定も別にない
私は一度だけ首を縦に振った。
「えっと、じゃあさっき言った通りで!
それじゃあまた明日ね!!」
かなり焦っているのか
彼は早口にそれだけ言ったかと思うと走って何処かへ行ってしまった。
「明日、か・・・」
まさか自分が言おうとしていた言葉を先に言われるとは思わなかった
しかも、明日・・・
今度会えるのはせいぜい二、三日後だと思っていたのに・・・
ねぇ海斗くん
少しは期待してもいいですか?
貴方がまだ私を好きでいてくれると・・・
「なんてね」
小さく呟き、私はベンチから立ち上がった
何よりも嬉しかったのは、貴方が私を忘れていなかったこと
五年も経っているのに、彼は私を覚えていてくれた
そう考えただけで身体が軽くなった気がして
私は鼻歌混じりにスキップをして帰路へとたった。
「やばっ!ごめん坂木さん!!
俺今日友達と約束してるんだった!!」
言おうとした言葉を遮って
彼は閉じていた目を開け
勢いよく立ち上がる。
「明日また、この場所で今日と同じ時間に会いたいんだけど、大丈夫かな?」
そんな彼の言葉に私は
明日の予定を思い出した。
仕事は昼までだし
その後の予定も別にない
私は一度だけ首を縦に振った。
「えっと、じゃあさっき言った通りで!
それじゃあまた明日ね!!」
かなり焦っているのか
彼は早口にそれだけ言ったかと思うと走って何処かへ行ってしまった。
「明日、か・・・」
まさか自分が言おうとしていた言葉を先に言われるとは思わなかった
しかも、明日・・・
今度会えるのはせいぜい二、三日後だと思っていたのに・・・
ねぇ海斗くん
少しは期待してもいいですか?
貴方がまだ私を好きでいてくれると・・・
「なんてね」
小さく呟き、私はベンチから立ち上がった
何よりも嬉しかったのは、貴方が私を忘れていなかったこと
五年も経っているのに、彼は私を覚えていてくれた
そう考えただけで身体が軽くなった気がして
私は鼻歌混じりにスキップをして帰路へとたった。