淡イ恋ゴコロ


「まだ、
亜結のことをそっと見守ることが
出来ないのかしらね、結城と亜美は…」

そう言うと母さんは、
『チラッ』
っとルームミラー越しに亜結を見た。


結城さんと亜美さんとは、
亜結の死に別れした両親。


俺は亜結の寝顔を見て目元を緩くした。


そして、
亜結の髪をソッと撫でながら俺は


「どうにかなんねぇーのかなぁ…」

そうぼやく…





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