淡イ恋ゴコロ


その言葉に菖は耳を
ピクリッっと動かし、


「何か言ったか!?」


って言ってきたけど、

無視して、
チラッっと腕時計を見たら…


「ッ!!」


っと目を見張った…

本鈴3分前…


「ん、どうかした??」


って、菖は呑気だし…


「どうかしたじゃない!!

本鈴がなっちゃう!!

急がなきゃ、
遅れたら菖のせいだからね!!」


そう言って、あたしは菖をほっといて
上履きに履き替え
教室に向かって走り出した





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