ありえない!
だんだん怒りがこみ上げてくる

何であたしがこんな所に!!

コイツ!

彼を睨むとあの完璧な容姿も目にはいり・・

まともに怒ることができないじゃない!!

気持ちを読んで欲しいけど・・・

コイツはアタシの気持ちだけは分からないらしいし・・・

もう!

涙が出そうになるじゃない!

「どうしたの?」

罪悪感に満ちた彼の顔

あたしはそんな顔には騙されないもんね!

プイッと顔をそむけた

「喜んでくれなかったみたいだね」

「・・・」

「仕方ない、帰ろう」

そう言ってまたあたしの手を握った
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