Fly-Time
大貴side


「う………」


目を覚ますと、どこだかわからなかった。


ただ、風が大貴の横を通り過ぎるだけ。


大貴は明かりを求め、ケータイをとりだした。


(えっ?)


ケータイは圏外になっていた。


(ここ、どこかの山奥かな……)


一応、夏美よりは冷静な判断ができているようだ。


ケータイを閉じ、とりあえず歩いてみる事にした。
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