Fly-Time
「ここがお前の部屋だ」


土方に連れてこられたのは6畳の部屋だった。


「ありがとうございます」


頭を下げた夏美をじろじろと見る土方。


「……わたし、なにかついてますか?」


すると、土方は吹き出した。


「…………ぷっ………」


「な、なにがおかしいんですか?!」


夏美は顔を真っ赤にした。


「いや、面白いやつだなーって………」


「………さいですか………」
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