新撰組!?~遥か彼方からの訪問者達~


「いったい何事…って、あーぁ、吉田見つかったの?まぁ、この家じゃ見つかるのも時間の問題かなとは思ってたけど。クスッ」

そんなことはどうだっていい。

とりあえず争いにならなければ。それでいいの。



「てめぇ、知ってたのか総司。」

怒りの矛先を吉田さんから総司に変えた土方さん。

「やめて、悪いの、私なんだから。」

「なんで吉田がここにいる。」

「だからしらないって言ってるでしょ!?」

思わず声を荒げる。

「嘘つけっつってんだよ!てめぇ殺されてぇのか!?」

ピリピリ感じる殺気で声がうまくだせない。




「なぁ、どうやってきたんだ。はやく言え。」

土方さんは私に問う。

「早くしろ。」

と言って私の喉元に刀をつきつける。



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