新撰組!?~遥か彼方からの訪問者達~


「行ってこいよ!今度は俺らが頑張るから!!」

「ほ、ホント?」

「あぁ。だから遠慮なく行って来い。」

菊菜は「ありがとう!」と二人に礼を言って走っていった。






「ほんっと元気だよなぁ…アイツ。」

「アンタにいわれたくないと思うぞ。」

「え!?俺かよ!…っつーか、あいつメイド姿で行ったけどよかったのか?」

「………。」

斉藤は固まった。

「え、おい、固まるなよ!っつーか俺らが総司に殺られる…!!」

平助の顔が真っ青になる。





「総司もきっとわかってくれるはずだ。」

と斉藤は言ったが説得力もへったくれもなかった。





「どうすんだよ!!ちょ、マジでどうしよう!?」

「あ、焦るな平助。ま、まだ策はある………はずだ。」

「はずだって何だよ!!??さっきから説得力なさすぎだろ!!」

ついに平助にまでつっこまれた斉藤であった。
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