新撰組!?~遥か彼方からの訪問者達~
カランコローン
「あ、お客さんだっ!一君、行ってきて!」
「あぁ…。」
「い、いい、いらっしゃいませ…この度は当店まで足をお運びいただき、誠にありがとうございます。では、メニューの方を…あ、メニューは机…いや、テーブル?やはり机だな…メニューは各机にあるメニューの方をお使いくださいませ。」
一人で悩んで納得したりしている斉藤は、かなりかわいい。
お客さんをイスに座らせた後、少し俯きながら斉藤が菊菜の元へとやってき?」
菊菜が斉藤の表情を覗き込むようにして見た。
「あ、あれは不得意なうちには入らない…!」
顔を真っ赤にさせながら口論する斉藤。
やはり可愛い。
斉藤にも苦手なものがあったようだ。
…ていうか接客がニガテとかベタすぎるだろ←妙なツッコみ。
「いやいや、完璧ニガテでしょ?カミカミだったし、独り言言ってたし?」
欠点を言われた斉藤は黙り込む。
「と、とりあえずお前も仕事しろ。ほら、洗い物がたまってきてるぞ。」
「はぁーい…」
斉藤に言われ黙々と洗物をする菊菜であった。