新撰組!?~遥か彼方からの訪問者達~
カチャカチャ…
黙々と自分の仕事をこなす私(といっても食器を洗っているだけ)。
「(はぁーあ…なんで総司ってあんなにモテるんだろう…モテなければいいのに…いやいや、そんなこと言っちゃダメだよね!)」
ぶんぶんと首を振って先ほどの考えを消す。
「(今は自分の仕事に専念しなくちゃ!!)」
と思った瞬間…
パリーンッッ
「あちゃー…やっちゃったぁー…ってイタッ!」
割れた皿の破片を拾おうとしたら手を切ってしまった。
「もうやだぁー…」
泣きそうになる。
そこへ平助が来た。
「おー、菊菜大丈夫か…ってえぇっ!?どしたの!?なんで泣いてるのー!!??」
パニクってる平助。
「う…うー…」
「と、とりあえずさ、屋上行こうよ?あ、っと、その前に食器片付けるな。ちょい待ってて。」
菊菜はこくりと頷く。