新撰組!?~遥か彼方からの訪問者達~


「何?平助って菊菜のことが好きなわけ?奇遇だなァ・・・俺も菊菜が好きだったんだ。」

後ろから出てきた土方さんが言う。






「うえぇえぇえぇえ!?」

「・・・。」

本人の菊菜は無言で突っ立っている。






「ねぇ菊菜・・・君は、誰のモノ?平助のところへ行くの?」

「えっ、ちが・・・」

「だって、手、つないでたでしょ?」

「あれは・・・」

と言って菊菜は俯く。

「僕のこと、本気じゃなかったってこと?」

総司が菊菜を責めたてる。

「ちげーよ!俺が勝手に手つないだんだよ!」

「・・・ふーん?」

それでも疑わしげに菊菜を見つめる総司。

「そう・・・じだって、」

「僕が・・・何?」

「総司だって、女の子にいっぱい話しかけらてちやほやされてすごく優しくしてたじゃん・・・!総司が私の事本気じゃなかったんでしょう・・・!?」

涙が、またポロポロと出てくる。






「・・・平助。行くぞ。」

「え?うん・・・」

土方さんと平助は屋上から出て行った。






< 131 / 131 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:7

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

いのちの歌。

総文字数/3,847

その他11ページ

表紙を見る
紅アリスと薔薇乙女

総文字数/21,680

ファンタジー55ページ

表紙を見る
男女逆転!?新撰組!

総文字数/3,125

ファンタジー9ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop