新撰組!?~遥か彼方からの訪問者達~
「なぁなぁ、しんぱっつぁん~肝試しの事でさ、いいこと考えた!」
「勉強中に喋るなっ!」
私は怒鳴りつける。
他の人が勉強集中できなくなるからねー…
本当は怒鳴りつけたりしたくないんだけどねー
「口よりも手を動かせ!手を!」
「はぁ~い…」
「延ばすな!」
「はい…」
「声がちいさぁーい!それでも男か!?」
「はいっっっっ!!」
うんうん。
良い返事。
「なぁ、品川。俺らの事さ、普通に下の名前で呼んでいいから。」
不意に原田さんが言う。
「え?でも…明らかに貴方達の方が年上ですよね?約100歳くらいちがうし…」
「別にいーよ。俺らも菊菜って呼ぶし。皆もいいだろ?」
みんなうなずく。
「じ、じゃあ、お言葉に甘えて…?」
「ちなみに俺は佐之さんでいーから。」
自分で『佐之さん』ってどーよ…
「俺はふつーに平助でいいから。」
うんうん。