新撰組!?~遥か彼方からの訪問者達~
ガサササッ
さっきと同様。
何かが動く音。
「きゃっ!」
「うおっ!?」
ドンッ…
私は原田さんに抱きついて、バランスを崩した原田さんと私は倒れてしまった。
たぶん痛いと思い、目を瞑っていると衝撃がなく、温かいものを感じる。
目をそっと開けてみると…
目の前には原田さんの胸(というか服。)
「大丈夫か?」
私の下敷きとなっている原田さんが私に尋ねる。
「はっ、はいっ!すみませんっっ!」
我に返った私は原田さんの上から飛びのいた。
うわぁ…はずかしい…
「す、すみません…重かった…ですよね?」
上を恐る恐る見て見ると…
原田さんは微笑んでいた。
「いや、あまりにも軽すぎて驚いてさ。それでちょっと聞くのが遅くなっただけだから。」
そ、そうかな…?最近太ってて気にしてたんだけど…
「あ、そうですか…」
「おう。つーかちゃんと飯食ってんのかよ?」
「えーっと…まぁ、食べてますけど…あ、でもたまに食べてないかな。毎日忙しくって。」
えへへ。と私は笑う。
「ちゃんと食えよ?それでよく死なねーな。」
はぁ。となんだか呆れられた様子。
「いやいや…ふつうは死にませんよ。一日食べなかったくらいで…」
と口論しているとゴールまで着いて、次の人とバトンタッチ。