新撰組!?~遥か彼方からの訪問者達~
肝試しデート!!??~沖田版~
……き、気まずい。
だ、だだだ、だって、沖田さんとはケンカしたんですよ?
無理でしょ。沖田さんも普通断るでしょ…
こんな空気やだぁぁぁぁっっ!!
「ケホッ。」
ヤバッ…咳が…
「ゲホッゲホッ」
あー…やば…
倒れそう…ん、いや。倒れる。確実に倒れます。
でも、頑張ろうと私は足をふらつかせながらとりあえず、歩いて行く。
やばい…
足がカクカクする。
あ…もうダメだ…
「…っと。ガマンしちゃダメだよ。まったく。遠慮なんかしなくていいからはっきり断ればよかったのに。」
「……ん、?おき…たさ…?」
「うん。あとさ、沖田さんじゃなくて総司だから。」
細かいこと気にする人だな…
「ん…わかった。…総司。」
「水、飲む?」
総司は水を差しだしてくれる。
「ありがと。」
私は総司に貰った水を飲む。