新撰組!?~遥か彼方からの訪問者達~
「い、いやぁっ!」
怖いよ…嫌だよ…
「そう…じ…」
私は震えた声でそうつぶやいた…
もうダメなのかなぁ…
はじめては好きな人とやるつもりだったのに…
まぁ、私の事好きになる人なんかいないか。
不細工だし性格もダメダメだし。
「ねぇ。君達。」
諦めかけてたその時。
「何してんの?彼女をこっちへわたしてくれるかな?」
にっこりしてるけど目が笑ってない。
「お前なんかにやらねぇよ!こういうのをビデオでとって売るとたかく…」
「うるさいなぁ。早く返してよ。…じゃないと、殺しちゃうよ?」
その顔にはすっごく迫力があって…ニコニコ笑顔が消えていた。
「ひっ………」
二人の男たちは後ずさりして、逃げて行った。
「あのさ。」
「な、何?」
「何?はこっちだよ。」