新撰組!?~遥か彼方からの訪問者達~


どうしよう…このままじゃ、菊菜ちゃんと僕がやられる…

「あのね!?吉田さん!?あんたなんなの!?」

「武士。」

「はーーーーーぁ????人の話を聞かないアンタが武士ぃ?はっ!武士も落ちぶれたもんだなっ!威張り腐って武士名乗ってんじゃねぇぞ!武士なめんなよ!」

いや…女子の菊菜ちゃんに言われたって説得力が…ないんじゃないの…?

「…はい。申し訳ありません。」

えぇぇぇぇ!?まさかの謝罪!?しかも敬語!!??

「わかったら、まずは話を聞くことに専念しなさいっ!聖徳太子のように30人の言葉を聞き分けるのよ!」

い、いや…実際違うと思うんだけど…

しかも聖徳太子って居たかどうかもあやふやなのに…

「はい。わかりました師匠。」

しかもまさかの師匠扱い。

すげーよ菊菜ちゃん。

「とりあえず、今日はあたしの部屋で寝よっか。部屋もうないし。」

「…わかりました。ご一緒させていただきます。」

一緒に…?寝る…?

「はっ?ちょっ?えっ?」

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