新撰組!?~遥か彼方からの訪問者達~


「おい…?大丈夫か?」

…返事がない。


「気を失ってる…?」

何があったんだ?



とりあえず家まで運ぼう。

…にしてもコイツ



「軽すぎねぇか?…ちゃんと飯食ってんのかよ…」

と、俺はため息交じりに言う。



俺は自分の胸の中で気を失ってる菊菜の顔を見る。

…愛おしい。

不意にそんな言葉が浮かんだ。



そうか。俺は…

コイツの事が……
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