新撰組!?~遥か彼方からの訪問者達~


ってことは…

「ヤキモチってこと?」

「うん。そうだよ。」

と開き直ったように言う総司。



「それであんなこと言ったの?」

「うん。言ったの。」

ニコッと笑う総司の笑顔がとてつもなく憎たらしく見えるのは気のせいだろうか。




「んー…まいいや。お腹減ったでしょ?たぶん土方さんのつくった雑炊があるからそれ食べといて。」

「…その雑炊、毒とか入ってないよね?それ以前にたべれるよね?」

食べる前の私と一緒の反応だった。



「あははっ、だよね?私も土方さんが本当に雑炊作ってきたときはすごくびっくりしたよ。だってさ、あの土方さんだよ?あの土方さんが…」

「それ、土方さんに言っちゃおうっと♪」

まずい、こんなの土方さんが聞いたら斬られる…!



「ちょっと総司!そんなことしたら怒るからね!?」

「クスッ…かわいいね。菊菜は。」

あ、また呼び捨てにした。



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