蹴球王子と野球野郎
第4章 彼女
汐野が好きと気づいてから1週間。
汐野との関係は変わらない。
未だにケンカ友達・・・・ってヤツ。
親友の愛にも
汐野が好きとは伝えてない。
「じゃ、テスト返していくぞ~。」
ぁ、そうそう。
今は数学のテスト返し中。
テストって言っても
小テストみたいなもん???
「次、樫野~。」
あっという間に順番が回ってきた。
「63点。
ちょっと、成績落ちたが.......どうした?」
あぁ~・・・汐野のせいでちょっと悩んでたせいカモ。
「大丈夫です。
今回だけです.....。」
と、適当に答えて席に戻ると、
「樫野っ!!!何点だったっ!!?」
「今日ゎちょっと点数悪かったの~!!!!」
「おーい!!汐野!!!早く来い!!!!!」
「じゃ、点数・・・・・競うぞっ??」
「勝手にすれば?」
.......またやっちゃった。
ムキになってる......。
すると、
「いっえーーーーーーいっ☆」
と、上機嫌で汐野が帰ってきた。