蹴球王子と野球野郎
「はい、じゃぁクジ一人ずつ引いてください。」
と、指示された。
あたしは変なヤツじゃなきゃ、
男子なんてどうでもよかった。
適当にスッと1枚のくじを引き、中を見る。
36番・・・ぁ、後ろの方だっ♪
ラッキー☆
「おーいっ、
36番の女子、誰ーーっ!?」
と一人の男子のドデカイ声が聞こえる。
・・・汐野だ。
「はい、36番あたしだけど。」
汐野にそう言うと、
「ぁー・・・お前・・・?
まぁ、まだ良しとしよう☆」
何様なの、コイツ。
そう思いながら、
机を移動させた。