蹴球王子と野球野郎
するともう愛が来ていた。
「唯ー!!!
こっち、こっち☆」
と、愛は明るい。
「愛ー。
話ってナニー???」
「.........えっとね
あたし、亮平....汐野と付き合ってるの。」
ズキン.........
やっぱり心が痛む.....
でも知らなかったことを装って、
「えっ、汐野と付き合ってるのぉっ!!!??」
と、驚いた。
「亮平から聞いてなかったー・・・?」
亮平ー・・・?
下の名前で呼んでるんだ。
「ううん、全然☆」
「で、本題はー・・・
もうあんまり亮平と仲良くしないで???」
「え・・・?」
思わず声が出た。
だって今好きな人と仲良くしないで?
って言われてんだよ?
それはもちろんやだよ。
でも愛もきっと同じだよねー・・・
好きな人と仲良くされると嫌になってるはず。
「.....わかった。
あたしなりに気をつけるよ。」
「本当.....!?
唯大好きっ☆」
と、抱きつかれた。
あたし今、本当に辛い。
もう汐野とあのように
楽しく過ごすことができなくなるからー・・