蹴球王子と野球野郎
教室に入ると、2人は問題を解いている最中。
すると汐野が問題を解きながら、
「愛、なんか言ってたか。」
そう聞いてきた。
「・・・最終的には泣いてたよ。」
「・・・そうか。
っつか俺もう帰るゎ。」
どうせ、愛のところに行くんでしょ?
そのまま無言で、汐野は帰った。
「じゃー・・・ちょっと休憩する?
俺、飲み物買って来るね。」
航樹くんも教室を出た。
教室に1人。
チラッと窓から外を見ると、
グラウンドには愛が下を向いて泣いている。