蹴球王子と野球野郎
決断
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はぁ・・・どうしよう・・・。
あんなままじゃ、愛にも汐野にも航樹くんにも
合わせる顔がない・・・。
やっぱ、学校休むんだったかなあー・・・?
重い足取りで、教室に向かう。
教室に入ると、
「あ、唯―――!!」
と、愛が駆け寄ってきた。
「昨日はごめんね?唯を疑って・・・。
亮平に聞いたら本当だったし!!」
あたしじゃなくて、汐野なら信じるんだ・・。
「あ、いいよ全然ー☆
っつか愛今日、日直じゃん??
早くしないとヤバくない???」
「あ!本当だ!!いってくるー!!」
走っていく愛の後ろ姿はどこか幸せそうで、
うらやましく思えた。
航樹くんは、もう学校来てるけど、
まだ話せてない。
そろそろ航樹くんの返事を決めないと・・・・。