蹴球王子と野球野郎
第6章 変わっていく運命
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「おはよ―!」
2人は復縁しただろうから、
今日はさすがに愛、来てるよね。
教室に入ると、
汐野も愛もまだ来ていなく、
航樹くんだけがいた。
「樫野さん、おはよ。」
航樹くんはいつも通りあたしに挨拶してくれる。
「おはよ!
あの2人、まだ来てないの?」
「みたいだね~…
いつもこの時間には来てるのに。」
廊下から走る足音が聞こえる。
ドタドタドタドタ……
ガラッ
勢いよく教室のドアが開いた。
「っしゃ、セーフっ!!★」
走ってきたのは汐野だった。
「亮平、よっす。」
「航樹っはよ~!」
息切れしながら汐野は言う。
「ねぇ、汐野。
愛は??」
あたしは汐野に尋ねた。
「ほらほら~、席つけよ~!
朝のHRはじめるぞ!!」
遮るように先生が教室に入ってきた。