【短編】弟と私の関係
部屋のドアを開けると、私のベッドの上に陽琉がゴロンとねっころがっていた。
「ん?ちょっと話したいなーって思って」
ゴロゴロしながら、話す陽琉。
そんな陽琉を見て、ため息が出る。
陽琉は、さっきのこと聞いてショックうけなかったのかな?
「話って何?」
「うん。姉ちゃんはさっきの話し聞いて、どう思った?」
真面目な顔で、私をじっと見る陽琉。
「…悲しかったよ。陽琉と姉弟じゃないって聞いて、ショックだった」
「そうなんだ……」
陽琉は一瞬悲しそうな顔をしたように見えた。