【短編】運命の糸
武志は自分の部屋で眼鏡とにらめっこをしていた。

「これ、かけても平気なのかな?」

武志は恐る恐る眼鏡をかけた。

「なんだ…こりゃ。」

武志は眼鏡をかけ、自分の手をみた。

小指から無数の白い糸が出ていた。

薬指からは赤い糸が一本だけ伸びていた。
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