【短編】運命の糸
「武志くん、おはよう。あれ?そんな眼鏡持ってたっけ?」

彼女の友美が声をかけてきた。

「…白か。」

武志は小指から伸びる糸を見つめた。

友美と繋がっていた糸は白い糸だった。

「なにが?」

不思議そうに顔を覗き込む友美。

「いや、なんでもないよ。」
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