【短編】運命の糸
「おい、早くギター弁償しろよ。」

武志は吉田に言い寄った。

「わざとじゃないんだから、勘弁してくれよ。」

「はぁ?おまえ壊しておいて弁償しないつもりかよ!」

「金ないんだからしょーがねえだろ!」

二人の怒鳴り声が教室中に響きわたる。

「おまえとはもう縁切りだ。」

武志はロッカーからハサミを取り出した。

吉田と繋がってる糸を切ろうとした。
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