私と、イケメン男子3人組
【チュンチュン……】


「ん…。」

小鳥達の鳴き声に、私はゆっくりと目を開けた。


寝ぼけ眼で、寝返りをすると《ドン》と何か塊にぶつかった。


あ…れ?こんなのあったっけ?
目をこすりながら、よく見てみると私は硬直した。


え…?何で。


上半身を起こして、その塊を見つめる。

スー…スー…と、気持ち良さそうに寝息を立てている。


「ちょっと、由宇…」


ゆさゆさと身体を揺すると由宇は唸りながら、上半身を起こす。


トロン…と眠たそうな由宇の目にキュンとなるのを押さえつつ私は言った。

「由宇、何で此処に……」


言い終わる前に、由宇は私に抱きついて来た。


「ひなちゃーん…ぐぅぅ」


抱きついたまま、由宇は寝てしまい私は思わず叫んだ。


「寝るんじゃねー」




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