私と、イケメン男子3人組
「だから何なんだよ?」


冷たい眼差しで、幸也さんを見つめる聖嵐が、印象的だった。


まるで、俺には関係ないと言わんばかりに、窓の方へと目を向けた。


「確かに…幸也さんさ、今更なんなの?俺達が腹違いの兄弟だからって、別にどうでも良いじゃねぇか?」

鼻でフッと人を見下すような笑い方をして、すぐに携帯の画面に目をやる。



「君達が、腹違いの兄弟だってことを知っていて欲しかったんだよ」


俺達にとっては、本当にどうでも良いことなのに、幸也さんは必死に説明をした。
< 56 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop