私と、イケメン男子3人組
《ガチャ》

俺達は、ドアが開くのを黙って見つめていると…


「お、由宇ちゃんじゃねぇか」


ニヤニヤと嬉しそうに走り寄って来て、俺に抱きつくと頬ずりをした。


「き…気持ち悪いッッ!!」
必死にもがく俺を、秋元は横目で見ているだけだった。


秋元、助けてくれ〜!!


どうやら、俺は藤堂貴司に気に入られてしまったようです…。


こんな趣味ないしッッ(泣)


「あ…秋元…」


「……おい、コイツ嫌がってるぞ」
めんどくさいと、言わんばかりに溜め息を吐いた後、本を閉じると藤堂に声をかけた。
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