レス―Q
第7不審火-レスQ隊員
「仲間と共に―1」
絶望の中、
思い返すのは
自分が受けた
火災の思い出。
あの頃のように
何も出来ず、
一人ぼっちで
炎に翻弄される自分が居る。
その場にドシャリと
ひざまずく九古。
そのまま壁に背中を
貼り付けた。
「ハア……ハア…………」
この火をジッと見ていると、
幼い自分が
蜃気楼となり、
うっすらとボヤけて見える。
あの………
ただ泣くしか出来なかった
自分が……
「もう………
何もできないや………」
命を覚悟し
諦めた瞬間、
工場は音を立てて
崩れていった…
絶望の中、
思い返すのは
自分が受けた
火災の思い出。
あの頃のように
何も出来ず、
一人ぼっちで
炎に翻弄される自分が居る。
その場にドシャリと
ひざまずく九古。
そのまま壁に背中を
貼り付けた。
「ハア……ハア…………」
この火をジッと見ていると、
幼い自分が
蜃気楼となり、
うっすらとボヤけて見える。
あの………
ただ泣くしか出来なかった
自分が……
「もう………
何もできないや………」
命を覚悟し
諦めた瞬間、
工場は音を立てて
崩れていった…