レス―Q
「仲間と共に―2」







崩れ行く建物を見上げ、
九古はガレキの
下敷きになる。









ちょうど、
石と石の間に九古は
挟まれるような形になり、
直死はまのがれたが
迫り狂う炎が襲う。









いくら、
熱くないとは言え、
体は燃えない
ワケではない。









何も感じず、
塵と化すのを
このまま待つだけだ…









ジリジリと、
湧き上がってくる炎。









遂には足元まで来て、
徐々に九古を
燃やしてゆく。










(ああ…

体が燃えるって
こんな感じなんだ…)










そんな事を思いながら、
静かに目を閉じた…









(燃える感覚って…

意外に冷たいもんだな…)









ひんやりとした感覚を
覚える九古。










血の気も引いたと言う
意味か…?









ポタ…………ポタ………










何かが垂れてくる。









ハッと気付くと、
それは徐々に
増していった
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