レス―Q
【発揮した力-11】
落ち着け……
全て焼け落ちるのに、
もう時間はないが
落ち着け……
ガムシャラに探しても
こうも
炎に包まれていると
何が何だか分からない。
この轟音の中
少しでも
焼ける音とは違う音を、
必死に聞き分けようと
神経を集中させる。
どこだ………
どこだ……………!
焦る気持ちと
それを抑える気持ちが
葛藤する中、
ただ静かに
耳を立てていた。
すると……
クスンクスン……
かすれたような
鳴き声が、
耳の中に入ってきた
『気』がした。
迷ってる暇はない…
気がしたでも
予感でもいい……
もうそれに
賭けるしかない!!
「こっちだ!」
すぐ隣の部屋に入ると、
和室のような部屋に
奥に大きな押し入れが
あるのが見えた。
この部屋は
畳があるせいか、
炎の勢いは強く
行く手を塞いでいた。
頼む……
居てくれ………
気のせいじゃない事に
してくれ……!
生きてることを祈りつつ
燃え盛る部屋へ
入って行った…
落ち着け……
全て焼け落ちるのに、
もう時間はないが
落ち着け……
ガムシャラに探しても
こうも
炎に包まれていると
何が何だか分からない。
この轟音の中
少しでも
焼ける音とは違う音を、
必死に聞き分けようと
神経を集中させる。
どこだ………
どこだ……………!
焦る気持ちと
それを抑える気持ちが
葛藤する中、
ただ静かに
耳を立てていた。
すると……
クスンクスン……
かすれたような
鳴き声が、
耳の中に入ってきた
『気』がした。
迷ってる暇はない…
気がしたでも
予感でもいい……
もうそれに
賭けるしかない!!
「こっちだ!」
すぐ隣の部屋に入ると、
和室のような部屋に
奥に大きな押し入れが
あるのが見えた。
この部屋は
畳があるせいか、
炎の勢いは強く
行く手を塞いでいた。
頼む……
居てくれ………
気のせいじゃない事に
してくれ……!
生きてることを祈りつつ
燃え盛る部屋へ
入って行った…