レス―Q
「探し求めた敵-6」
ガサゴソ……
九古は
あるビルの横を通る時、
その路地裏に
ちょうど入っていく
人の姿を見た。
別に
ただそれだけの事だが、
妙な胸騒ぎが
心を駆け巡る。
(今のヤツ…
手元に
ガス缶のようなものを
持っていたような…)
ただの
思い過ごしかも
しれないが、
見回りのついでと
言っちゃあ何だが
様子を
見に行くことにした。
(万が一って事も
あるからな…
違ってたら
敷地に入って
スミマセンで)
そのままスタスタと
同じ路地裏に入り、
暗闇をかき分ける九古。
すると…
先程の人が
いない代わりに、
ビルに入る為のドアが
壊されているのが
目についた。
まさに、
今壊した感じに
新しく綺麗な鉄の破片が
飛び出しているのだ。
その辺りは
微かに油臭く、
放火魔独特の
匂いがしている。
(まさか…?!)
予感は的中したか?
とにかく、
行くしかないと、
九古は急いで
中へ入っていった
ガサゴソ……
九古は
あるビルの横を通る時、
その路地裏に
ちょうど入っていく
人の姿を見た。
別に
ただそれだけの事だが、
妙な胸騒ぎが
心を駆け巡る。
(今のヤツ…
手元に
ガス缶のようなものを
持っていたような…)
ただの
思い過ごしかも
しれないが、
見回りのついでと
言っちゃあ何だが
様子を
見に行くことにした。
(万が一って事も
あるからな…
違ってたら
敷地に入って
スミマセンで)
そのままスタスタと
同じ路地裏に入り、
暗闇をかき分ける九古。
すると…
先程の人が
いない代わりに、
ビルに入る為のドアが
壊されているのが
目についた。
まさに、
今壊した感じに
新しく綺麗な鉄の破片が
飛び出しているのだ。
その辺りは
微かに油臭く、
放火魔独特の
匂いがしている。
(まさか…?!)
予感は的中したか?
とにかく、
行くしかないと、
九古は急いで
中へ入っていった