レス―Q
「探し求めた敵-12」






目の涙が引いた頃、
辺りは
今までの静けさを
取り戻していた。








自分1人だけ
取り残された感じ。








イラつきを感じた。








「クソっ!

なんだあの
鉄仮面野郎!」








逃がしはしないと
まだ諦めきれず、
外に急いで飛び出した。









当然、
ここで捕まるような
マヌケなヤツはおらず

形跡一つ
残しちゃいなかった。








ハア…
と残念がるように
道路に座り込むが

すぐにまた立ち上がる。









「とにかく
連絡しないとな」









上司に報告する為にも
九古は走って
消防署に向かった
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