レス―Q
第4不審火-赤猫
「火のスペシャリスト-1」





九古はその足で、
急いで南片瀬消防署に
戻った!








「署長!!」









バンと勢い良く
ドアを開け、

消防署の
一番トップである
署長室を訪ねた。








「んお…?」








急な事に
多少ビックリした様子の
署長は、
食べていた
ビスケッツを片手に
こちらを眺めていた。









ツカツカと近付き
バン!と机を叩くと、

九古は興奮しながら
今までの経過を
説明した。








えらい大らかな
署長なので、

人の話を最後まで
ゆっくり聞いてくれた。









全ての話を聞き終えると

そいつの事を
分かっていたかのように
署長は話を始める。








「フム…出たか…

赤猫が…」









「赤猫?」








九古が聞き返すと、
署長はビスケッツを
食べながら話を続ける
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