レス―Ｑ

「警察の女―６」







アンタ…

そう九古が
言いかける前に、
女は素早く声を出した。









「貴方。
病院を退院したばかりで
何をしているの！！」










突然の質問。







何故って…

何でわざわざ
この女に
喋らなきゃいけない。










関わるのも面倒くさいが、
とりあえず適当な事を
言った。










「散歩だよ…

どいてくれ」










その横を
通り過ぎようとすると、
強く腕を引かれた。










「それ…
嘘を付いてますね？

そんな周りを気にした
身構えた歩き方が
ありますか？」










何なんだ？

さっきからウザい。









「…あの犯人…
Ｑを探しているだけだ。

邪魔しないでくれ」









正直に話したら、
今度はそれに
つっかかってきた。










「捜査の邪魔です。
これは警察の仕事です。

さあ、
帰ってください」









九古は女に無理やり
腕を引かれた