レス―Q
【消防の心得-8】
とぼとぼと
帰り道を歩く九古。
家は消防署から
近いので
歩いて帰ることが
できる。
まあ家と言っても
一室の小さなアパート。
両親のいない九古は
適当な物件を借りて
そこに住んでいるのだ。
今日はたまたまだが、
ほとんど戻る事がない
このアパート。
普段は
火事がないか心配で
大抵消防署の休憩室で
好んで待機している。
そこまで
火が嫌いな彼は、
帰り道にも
その性格を
さらけ出した。
「ギャハハハ
そんでよう!!
タケシがよう!」
ガラの悪そうな
男三人が
地べたに座り、
大声で話をしている。
その足元には
大量のタバコの吸い殻。
近くには
近所の捨ててある
ゴミ袋が置いてあり、
燃え移っても
おかしくない。
「………」
それを見て
九古はスタスタと
近付いた
とぼとぼと
帰り道を歩く九古。
家は消防署から
近いので
歩いて帰ることが
できる。
まあ家と言っても
一室の小さなアパート。
両親のいない九古は
適当な物件を借りて
そこに住んでいるのだ。
今日はたまたまだが、
ほとんど戻る事がない
このアパート。
普段は
火事がないか心配で
大抵消防署の休憩室で
好んで待機している。
そこまで
火が嫌いな彼は、
帰り道にも
その性格を
さらけ出した。
「ギャハハハ
そんでよう!!
タケシがよう!」
ガラの悪そうな
男三人が
地べたに座り、
大声で話をしている。
その足元には
大量のタバコの吸い殻。
近くには
近所の捨ててある
ゴミ袋が置いてあり、
燃え移っても
おかしくない。
「………」
それを見て
九古はスタスタと
近付いた