甘い秘密指令〜愛と陰謀に翻弄された純情OL〜
「でね、あのイケメン君、あらため神崎征一さんは、内部監査室でも期待のホープなんだって」

「それも進藤さん情報?」

「ううん。あの部署で庶務やってる子から聞き出したのよ。お茶代掛かったんだからね!」

「はいはい、今夜は私が奢ってあげるからどんどん食べて。何ならデザートもどうぞ」

ちょうど運ばれて来た料理を差し出すようにして言うと、『もちろんよ』と言ってカルボナーラにフォークを突き刺す恵美ちゃん。

麺類好きだなあ、恵美ちゃん。
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