甘い秘密指令〜愛と陰謀に翻弄された純情OL〜
お風呂は早めに上がり、髪のドライヤーもそこそこで切り上げ、征一さんの寝室へ行った。

上に着ているのはなぜか白いTシャツ。あんな恥ずかしい思いで言ったのに、ワイシャツではなかった。

段々と生地が薄くなっているのは気のせい?

初めはスウェット。次がトレーナーで今回はTシャツ。
次は何かしら…。タンクトップ?

「おお、今日はずいぶん早かったな?」

「う、うん」

「いいねえ、その格好。可愛いよ」

「あまり見ないでください」

征一さんの視線が私の胸に来てるようで、恥ずかしさでもじもじした。だって、ブラ着けてないから、透けて見えてるかも。

「ワイシャツを出してくれると思ったのに…」

「考えたら、ワイシャツは翌朝の定番なんだよ。なぜなんだろうな?」

「知らないわよ」

「拗ねてないで、こっちへおいで」
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