甘い秘密指令〜愛と陰謀に翻弄された純情OL〜
「ねえ、神崎さん」

「ん?」

「彼女、いる?」

「……………」

なんだろう、この間は。ドキドキするよ…

「いると言えば、いる」

「いるんだあ」

あ、泣きそう。

「いないと言えば、いない」

「どっちよ!?」

「微妙だなあ…」

そういえば『女に不自由はしない』みたいな事言ってたよね!

「セフレ?」

「ば…、違う!」

「今、馬鹿って言おうとしたでしょ?」

「ああ」

「じゃあ、香織ちゃん?」

「まさか! まだ子供だぞ」

「そんな事ないよ」

「ま、どちらにしろ香織は昔から妹みたいなもんだ」

「そっか。あ、プライベートに立ち入っちゃいけないんだよね?」

「その通り。この話しはおしまいな?」
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