甘い秘密指令〜愛と陰謀に翻弄された純情OL〜
それから私は恵美ちゃんの話をした。

隠し事をしていては、ご飯を一緒に食べる事もできないのだと、切々と訴えた。

「分かった。ではこうしよう。
俺の話はしていい。何をどう言っても構わない。
ただし、俺達の裏の仕事は絶対に明かすな。それを隠すためなら多少の嘘は許すし、俺も協力する。
それでどうだ?」

「つまり一部分だけ隠すって事ね?
それなら何とかなると思う」

ああ、よかった。
罪悪感は残ると思うけど、企業秘密ってあるもんね?
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