甘い秘密指令〜愛と陰謀に翻弄された純情OL〜
「会社のパソコンのアドミンには、パスワードが設定されているんだ。しかも一台一台別々に。
それはある一定の決まりで設定されているんだが、その決まりを知らない人間にばれる事はない」

「と言うことは…?」

「水野はその決まりを知っている。あるいは、パスワードを書き換える裏技を知っている」

「ふ〜ん」

「パスワードの決まりはシステムの人間しか知らないはずなんだ」

「神崎さんも知らないの?」

「俺はもちろん知っている」

『もちろん』なのね?

「いずれにしても奴は胡散臭い。単なるパソコンヲタクかもしれないが、調べる必要がありそうだ」
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