[君の秘密]
君は
君に恋人がいようがいまいが、
君はなにひとつ変わらなくて
君へ告白する者は耐えなかった
君はなんと答えているのだろうか
俺が聞けるはずもなかった
だが、俺は告白に失敗した生徒から
冷ややかな視線を浴びる事はなかった
そのことが疑問でしかたなかった
−そんなある日
「とも」
直人から呼び止められた
「直人…」
俺は何を口にすればいいのか
わからず黙っていた
「俺さ」
直人が口を開いた
「白石に告った」
「…え」
「まぁ、もちろん
返事は…期待してなかったけど」
直人は苦笑しながらそう言った
君はなにひとつ変わらなくて
君へ告白する者は耐えなかった
君はなんと答えているのだろうか
俺が聞けるはずもなかった
だが、俺は告白に失敗した生徒から
冷ややかな視線を浴びる事はなかった
そのことが疑問でしかたなかった
−そんなある日
「とも」
直人から呼び止められた
「直人…」
俺は何を口にすればいいのか
わからず黙っていた
「俺さ」
直人が口を開いた
「白石に告った」
「…え」
「まぁ、もちろん
返事は…期待してなかったけど」
直人は苦笑しながらそう言った