[君の秘密]
その男に
君が必死に訴える声が続けられた


[‥っ、お願いしますっ‥]

それに答える男

[お願いしますって、言われてもねぇ‥]

[‥私だけぢゃなく、相手の方にも‥迷惑がかかるので‥]

[‥自分の事より、相手の方が心配なんだ?]

[‥‥。]

[ふーん‥]



しばらく沈黙が続いた後
男はこう口にした












[わかった、黙っててやるよ]

[‥‥!!]

[ただ、なにもメリットないよなー、俺には。]

[‥え‥]

[黙っててやる替わりに条件がある]

[‥‥。]

そして男はこう続けた



















[おまえ、俺の言うこと、なんでも聞けよ]
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