[君の秘密]
白石麻耶[シライシマヤ]


君の名前だ。


君にふさわしいと
思える程、綺麗な名前に思える









君と資料室で肩を並ばせるのは
今回で2度目だ


最初は緊張して
自分の意見なんて言えなかった

君は毎回の事だからか、








[授業中じゃないんだから
そんなに緊張しなくても]





と、少し微笑み、いや
まるで子供をあやすかのような
口調、表情で俺に笑いかけた


君の存在だけで、
こんなにも胸が振動するのに

そんな顔を間近で見せられて
俺は、もうすでに君の虜だ
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