[君の秘密]
秘め事

君の

俺は帰ることが出来ず
教室にもどっていた


ただ呆然と
席に座っていた


斜め左をみれば
いつもの君の座席


君の机の中には
皆が置いて帰っている教科書は
一冊も入っていなく
君の座席は、がらんとしていた














君の座席をみていて
俺はある事に気づいた














俺がいつも君をみていたように
君は窓の外をみていた














俺は自分の席から立ち
君の席に座り窓の外をみてみた














そこからは、
世界史資料室がみえた












俺はそれにきづき思った























ああ、君は
俺が君をみていたのと同じように

あいつをみていたんだね















そして俺は思った











君も、恋をしているんだと
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